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2014年6月9日

結婚式の演出「ヴェールダウン」をする花嫁が増えている理由

母親への感謝を表す「ヴェールダウン」

挙式で実施する花嫁が増えている「ヴェールダウン」とは、一体どんな演出なのでしょうか?

ヴェールダウンしてもらった花嫁

ご存じのように、チャペルの入口から祭壇までの道を「ヴァージンロード」といいます。花嫁が歩くこの道は、両親に支えられて育ってきたこれまでの時間を意味します。そして、過去を歩き終わった先には新郎との未来が待っているのです。
通常、このヴァージンロードを花嫁は父親と一緒に腕を組んで歩き、父親が祭壇の前で娘を新郎に引き渡します。その時、従来の挙式では新婦の母親は列席者の一番前の親族席で見守っており、出番はありませんでした。
それが最近では、母親にも感謝の気持ちを表したい花嫁が増え、「ヴェールダウン」をするようになりました。

 

ヴァージンロードを歩く前、チャペルの入口で母親が花嫁のヴェールを優しく下ろす。それはほんの一瞬、1分にも満たない数秒の儀式です。そこで「ありがとう」「行ってらっしゃい」と会話を交わす場合もあれば、泣いてしまうからと言葉を交わさずに、ただ見つめ合う親子もいます。

実はこのヴェールダウン、以前から当たり前の儀式だったのですが、これまでは挙式前に控室で実施されていました。意味づけや心を大事にする現代のカップルたちが親への「感謝」とゲストからの「祝福」を望むようになり、一つの演出としてゲストの前で実施するようになったのです。

 

しばらくは、現在の「心」を大事にする結婚式が主流になると考えられますので、ヴェールダウンのように、「感謝」や「祝福」をテーマにした演出が増えていくかもしれません。

 
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by 尾越 まり恵
大学卒業後、リクルートの制作会社にて9年間、結婚情報誌『ゼクシィ』の制作に携わり、2011年に独立。フリーライターとなる。女性のキャリア、恋愛、結婚、出産、子育てなどについて取材・執筆。主な専門は「シングルマザー」「生殖医療(不妊治療)」「ワーキングマザーの仕事と子育て」。
ブログ : http://ameblo.jp/happyhappywoman/

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