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2014年6月1日

「おもてなし」のためにお金を使う? イマドキ結婚式のお金事情

いま、日本では年間でおよそ65万組が婚姻届けを提出しています。そのうち、挙式・披露宴を挙げるカップルは、35万組ほどだと言われています。
結婚式を挙げない理由としては、金銭面の事情が大きくなっているのですが、実際に結婚式を挙げているカップルたちは、どれくらいのお金を使っているのでしょうか?
また、親からはどれくらい援助してもらって、ご祝儀はいくらなのか……?

気になるお金事情を、2013年10月に発表された、最新の「ゼクシィ結婚トレンド調査2013」をもとにレポートします。

 

結婚式の総額は高水準で推移

挙式・披露宴・披露パーティにかけた総額の全国平均は、340万4000円という結果になっています。リーマン・ショック直後の2009年が330万7000円、2012年が343万8千円で、1年前に比べると微増。あまり景気に左右されず、結婚式にかける費用は依然として高水準で推移していることがわかります。

 

ご祝儀、親からの援助、自己負担はどれくらい?

340万円の全額をカップルが出しているわけではありません。
披露宴パーティをすれば招待客からご祝儀がもらえます。招待人数によって変動しますが、全国平均の総額は226万9千円とのことです。
これをもとに算出した、自己負担額の平均は127万6000円という結果になっています。

しかし、この自己負担額の中には、「親・親族からの援助」も含まれます。
結婚式費用に対して、「親・親族から援助があった」と答えたカップルは74.6%で、援助があった人の平均は183万2000円でした。親・親族からの援助がカップルの負担を軽減してくれていると言えそうです。

 

ゲスト一人当たり単価が過去最高額

カップルたちは何にお金をかけているのでしょうか?ここ数年、顕著になっている傾向が、ゲストに対する費用の増加です。
招待客一人当たりの挙式・披露宴・披露パーティ費用は、全国平均で5万5000円となっており、2007年の4万8000円から年々増加傾向にあります。
さらに、一人当たりの料理+飲み物費用の平均は1万7700円で、こちらも2007年の1万6600円から年々増加しています。ゲスト一人当たりの総額、料理+飲み物費用ともに、この7年間で最高額とのことです。

披露宴・披露パーティを挙げた理由の1位が「親・親族に感謝の気持ちを伝えるため」(71.4%)、2位が「友人など親・親族以外の方に感謝の気持ちを伝えるため」(57.7%)という結果になっており、ゲストへの感謝を表すための「おもてなし」を大事にする傾向がお金事情にも表れているようです。

 
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by 尾越 まり恵
大学卒業後、リクルートの制作会社にて9年間、結婚情報誌『ゼクシィ』の制作に携わり、2011年に独立。フリーライターとなる。女性のキャリア、恋愛、結婚、出産、子育てなどについて取材・執筆。主な専門は「シングルマザー」「生殖医療(不妊治療)」「ワーキングマザーの仕事と子育て」。
ブログ : http://ameblo.jp/happyhappywoman/

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