2014年11月5日
幸せのおまじない「サムシングフォー」とは?
11月に入り、紅葉の季節を迎えました。今月は3連休が2回あるので、結婚式を挙げる新郎新婦も多いのではないでしょうか?
今回はそんな新郎新婦のために、幸せのおまじない「サムシングフォー」についてご紹介します。
はじまりは「マザー・グース」から
「サムシングフォー」とは、花嫁が生涯幸せな結婚生活を送ることができると語りつがれている、ヨーロッパのおまじないのことを言います。
結婚式には、なんと200年以上前から花嫁の幸せを願うおまじないとして取り入れられてきました。
その由来は「マザー・グース」の歌の中にある『なにかひとつ古いもの、なにかひとつ新しいもの、なにかひとつ借りたもの、なにかひとつ青いもの、そして靴の中には6ペンス銀貨を』から始まったと言われています。
それでは、花嫁が身につけると幸せになれるものをご紹介しましょう。
- サムシングオールド(なにか古いもの)
これから始まる新生活が豊かに送れるように、祖先から伝えられたものを受け継ぎます。ヨーロッパでは祖母や母からもらったジュエリーが一般的ですが、ウェディングドレスなどの場合もあります。
- サムシングニュー(なにか新しいもの)
新たな生活が幸せなものになりますようにと願いを込め、新品のものを身につけます。結婚式当日に新調するものなら、ウェディングドレスからシューズまで、なんでもよいとされています。
- サムシングボロウ(なにか借りたもの)
幸せな結婚生活を送っている人から幸運をわけてもらい、その幸せにあやかるために、友人・知人からベールやハンカチなどの持ち物を借ります。
- サムシングブルー(なにか青いもの)
「青い鳥」に代表されるように、青は幸せを呼ぶ色、忠実・信頼を象徴する色と言われており、聖母マリアのシンボルカラーとして知られています。
また、花嫁の純潔な清らかさを表すことから、サムシングブルーは人目につかないよう身につけるのがよいとされ、ヨーロッパではガーターベルトに青のリボンを飾るのが一般的です。
これらを結婚式当日に身につけた花嫁は、生涯幸せな結婚生活を送ることができるとされています。
愛する人との幸せが永遠に続くことを願って、結婚式にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?